編集長/Managing Editor
23歳の僕は、これまで全く経験のない”編集長”という世界に、一歩踏み入れることにしました。
原点は昨年の2011年5月〜2012年3月まで学校を休学して活動を続けた、東北の復興支援。
僕は10ヶ月の支援活動のなかで、1つの問題意識を得ることが出来ました。

■防災・震災復興からみる、街のまとまりの重要性
東北の復興支援活動でわかったこと。それは街のまとまりの重要性です。
街全体で未来の震災に備えた地域とそうでない地域には、被害に差が見られました。
例えば、「釜石の奇跡」と呼ばれる釜石東中学校学区の場合。
同地区では7割近い建物、市の被災全体の4割に上る約1800戸が被災したが、小中学校では11日欠席だった生徒を除いて一人の犠牲者も出さなかったと知られています。
また、生徒自ら率先して同学区の小学生の手を取り、共に高台に逃げたとも知られています。
こちらの例は防災教育の重要性でよく取り上げられていますが、学区単位で共助の精神をもって被害を最小限にした例とも言えます。

また、街全体でまとまりのある地域は、スムーズに復興を進めています。
一方、まとまりの見られない地域は、官民間の合意形成などに時間を割かれてしまっている現状があり、復興の様子からも”街のまとまりの重要性”を痛感させられました。
■街のまとまりの重要性は、東北に限った話ではないということ
そしてこの問題意識は、東北に限った話ではなく、
むしろ「無縁社会」と言われた日本全国の都市部にも当てはまるものだと僕は考えています。
2012年4月、東京とは首都直下型地震の被害想定を見直し、最大震度7、死者9700人の被害が出ると発表しました。
また、神奈川県から鹿児島県までを襲うと言われている南海トラフ地震では、M9レベルの地震が起き、2万人以上の死者が出るといわれています。

